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原発文化人50人斬り 佐高信新刊 毎日新聞社より

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佐高信さんの最新刊「原発文化人50人斬り」が毎日新聞社からこの18日に発売されます。

表紙によりますと今回ズンバラリンとやられているのは次の50人の方々のようですね。


原発文化人50人斬り/佐高信
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中曽根康弘 梅原猛 斑目春樹 ビートたけし 吉本隆明 渡部恒三 大前研一 堺屋太一 清水正孝 弘兼憲史 与謝野馨 幸田真音 勝間和代 星野仙一 小沢遼子 蟹瀬誠一 山折哲雄 小佐古敏荘 岡江久美子 浅草キッド 茂木健一郎 中畑清 大熊由起子 田原総一朗 アントニオ猪木 金美齢 田中知 荻野アンナ 薬丸裕英 福澤朗 松本零士 藤沢久実 関村直人 大宅映子 草野仁 養老孟司 福島敦子 北野大 三宅久之 木場弘子 岸本葉子 中島健 豊田有恒 鈴木篤之 住田裕子 西山英彦 渡瀬恒彦 吉村作治 近藤駿介 小宮山宏


この50人リストをみて、文化人の中に当事者の清水正孝東電社長や関村直人氏らいわゆる「御用学者」といわれている人が入っているのは、なんだか違う気がします。誰でも知っている名前の原発文化人と学者の責任はまた別の論理,機会で批判するべきではないでしょうか、と思いました。ともあれ発行が楽しみです。毎日新聞もかなり力を入れているようです。


参考までにMy News Japanでも原発宣伝に関与した文化人批判をしていますので佐高さんのものと読み比べることをお勧めします。共通する人たちもいますね。


勝間、星野、草野…原発CMに汚染された“黒いタレント”たちの苦しい言い訳

http://www.mynewsjapan.com/reports/1423

新聞「原発広告」知識人は増田明美、橋本登代子、森田正光、辰巳琢郎、住田裕子

http://www.mynewsjapan.com/reports/1450

木場弘子、白河桃子、藤沢久美、浅草キッド…原発の“黒いカネ”で稼いだ雑誌の広告塔たち

http://www.mynewsjapan.com/reports/1430


さて、少し前にもこの手の企画を佐高信さんはなさっておられます、その完売したという週刊金曜日4月15日号で原発文化人25人への論告求刑 で語っていた人が全部入っているのだろうと思っていたところ、おや?森山良子さんと北村弁護士(島田紳介さんの番組でおなじみ)が抜けていますね。中部電力の原発コマーシャルに出ていて震災後のアンケートでも原発必要だとしていた北村氏が抜けているのは面白いですが、ここでは森山さんの話。


「さとうきび畑」「涙そうそう」の大ヒットで知られている森山さんは平和主義者というイメージだったので、突然の原発おばさん指名は多くの人が不審に思いました。

週刊金曜日に多くの人が公開で問い合わせて見ましたが何の返事もなかったらしいです。根拠としているのはほとんどWikipediaの丸写しである「電力会社に利用された文化人ブラックリスト」のみ。それもFM仙台で東北電提供の番組を持っていたということだけ。


佐高信さんは月刊誌の創5,6月号でも森山さんを原発おばさんと罵倒していました。そして同じように原発おじさんと罵倒したナチュラリストC.W.ニコル氏からはキツイ抗議を受けましたが、未だに反論はありません。

今回、ニコルさんも森山さんも批判をしなかったことで、これで事実上の撤回ということになるのでしょうか。

気になります。


また、佐高さんは「論告求刑」において幸田真音さんを「主観的に『中立』などと言っても、『顔隠して尻隠さず』でしかない」と揶揄していますが、週刊現代での寺島実郎さんとの対談では「寺島さんは原発推進派と反対派の中間ですね。」と評価しています。
しかし、菅直人首相の浜岡原発停止要請時での寺島さんの菅批判でもわかるように、寺島実郎さんは明らかな原発推進派です。
佐高さんは寺島さんが学長を務める多摩大学で講演をしたり、山形でのシルクロード構想の会のゲストスピーカーとして寺島さんを呼んだり、また仙台での佐高信政治塾の講師を頼んだときもありましたね。


もちろん共著もあります。


そんな重要な寺島さんとの関係です。今回も原発文化人に入れることはありませんでした。とても情に厚く人間的でお人柄がうかがえますね

そしてリストに上がっていませんが、佐藤優さんも原発おじさんです。佐藤優原発おじさんは週刊現代のアンケートでは原発に推進か反対か「こたえられない」としていますが、伊田週金企画委員お勧めの「3.11クライシス」では明確に「原発からの撤退は中長期的にありえない。」と語っています。
佐藤さんも原発文化人50人の中には入っていませんね。


関連


原発文化人 佐高信氏自身は?

http://ameblo.jp/sataka/entry-10863297335.html


佐高信氏対C.W.ニコル氏

http://ameblo.jp/sataka/entry-10868647328.html


週刊金曜日「電力会社が利用した文化人」考

http://ameblo.jp/sataka/entry-10878977711.html



3.11 クライシス!/佐藤 優
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新しい世界観を求めて/佐高 信
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注目記事  川人博弁護士が佐高信さんを筆刀両断!?

        佐高信さん、年金を語る

        日垣隆vs佐高信

        田英夫氏の逝去と佐高信氏

        週刊金曜日は週刊木村剛だったか?

        田原総一朗は生きながらの紙クソ(東スポマン激)

         田原総一朗さん、「佐高信は僕で商売するかわいい奴だ」

        死者に鞭打たず 追悼宮澤喜一

        武井正直氏と佐高信さん

        佐高信さんは情のある方です。鈴木邦男さん
        佐高信さんは主人持ちの評論家か?
        本島元長崎市長(広島よおごるなかれ)と佐高信さんが対談
        再び佐高信さんをJR東日本取締役に推挙


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週刊金曜日 2011年 4/15号 [雑誌]/
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佐高信さんの木川田一隆元東電社長礼賛について。

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東日本大震災とその津波による東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故は1,2,3号機の炉心融解、そして更に悪化した事態のメルトスルーが明らかとなり、いまだ収束には余談を許さず今日まできており、放射性物質の広範な地域への汚染による重大な被害も深刻となっております。

そういう中で震災、原発事故直後より佐高信さんは福島に原子力発電所を設置した張本人でもある木川田一隆(きかわだ・かずたか)第三代東京電力社長に対する賛辞を何回にも渡って言明しておられることはみなさんご存知でしょうか。


私の記憶が正しければサンデー毎日で二回、週刊現代の寺島実郎原発おじさんとの対談で一回、4月26日の憲法行脚の会でも木川田さんのことを言及しています。そして週刊金曜日でも6月3日号「木川田精神を失った東電の本質」。そしてそれらはこのほど発売された「原発文化人50人斬り」 にも加筆した上で収録されました。

木川田氏がどのような人物であったか詳しくはこちらのブログに「木川田一隆の魅力」という本の要約があるので参照してください。
http://blog.goo.ne.jp/masatoshi-nakamoto/e/4fad91085388597ac39c4e6ed30888ab

佐高信さんの木川田礼賛のエッセンスである記述が浅野知事時代の宮城県で行なわれたシンポジウム「みやぎ100年ビジョン討論会」での採録という形で残っています。


東京電力の,今度は平岩さんという相談役,経団連会長をやった人も辞めるわけですけれども,平岩さんの親分だと言われた人が木川田一隆というミスター東京電力と言われた人ですけれども,この人は福島県のお医者さんの息子です。この木川田さんが最初原子力発電に対して反対だったんですね。「原子力はだめだ、絶対にいかん」と。「原爆の悲惨な洗礼を受けている日本人が,あんな悪魔のような代物を受け入れてはならない」と言ってずっと反対していたんです。それを部下が一生懸命説得して,最後は「しようがないか」ということになるんですけれども,「悪魔のような代物」という緊張感というのを木川田さんはずっと持っていたわけです。それが,その後,そういう緊張感というのはやっぱりなくなっていく。それで逆に,木川田さん的に原発というのは非常に怖いものなんだよということを言う外の人間にまで対して,ある種,監視・排除というのをやっていくわけです。だから,私なんか非常にやじ馬的に言えば,CIAではなくて東京電力CIA,TCIAというふうにも言っていたわけですけれども,そういう体質をおかしいと思わない人に改革はできないわけですよね。その辺のところが非常に違うなという感じがしました。
http://www.pref.miyagi.jp/seisaku/100vision/theme2-0903.htm


ここで一つご紹介したい本があります。田原総一朗さんが32年前に書かれた「ドキュメント東京電力企画室」です。もともとは「生存への契約」と言う題名の単行本だったものを文春文庫で改題されて発行されました。解説を書いたのは若き日の佐高信さん。「ドキュメント東京電力企画室」は1970年代後半に東京電力の動きを原子力開発、石油ショック、環境問題などを横軸に、当時の通産省(現経済産業省)と電力会社との対立と協調を克明に描いていくノンフィクション作品です。現在アスコム社から市販されている田原総一郎自選集の第三巻「日米IT戦争のカラクリ」で読むことができます。

日米IT戦争のカラクリ (田原総一朗自選集)/田原 総一朗
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田原総一朗さん自身が最近読み返してみて自分でよく書けていると、感心してしまったというくらいのもので、アゴラブックスから復刊の予定もあるようです。実は解説も書いた佐高さん。今では大嫌いになった田原さんのこの本で木川田氏やその師匠の松永安左衛門のエピソードをかなり参考または引用しているのです。


大正8年洋行した松永が友人となっていた近衛文麿との出来事を思い出して、近衛内閣成立時に「あの浮かれ革新めが」とつぶやいたこと。木川田の「原発は絶対にいかん」と一時は話していたことや、共に原発を進めた原産会議(現協会)の橋下愛之助(元大政翼賛会事務局長)の話す「ファウスト的契約」など。


これらはもちろん田原さんの取材の成果だと思いますが、佐高さんがその出典を明らかにすることはほとんどなく、たまたま読んでみてわかったことなのです。


「ドキュメント東京電力企画室」には第二次大戦前から電力という新しい産業に民間と国家がどのようにせめぎあっていくのかが非常に興味深く書かれています。


1883年(明治16年)にエジソンが電燈を実用化してからわずか4年後に日本でも電力会社が設立され、日清日露の戦争を経てその広がりは飛躍的になり1926年(昭和元年)には87%の家庭に電気は普及。工場動力源も明治中期は蒸気機関が主だったのに大正初期には電気がその割合を逆転したように伸びていきます。
その中でかなりの競争が行なわれ、電力業界は国民から不信を抱かれるようになり、電力の国営化の要望が彷彿と湧き上がってきます。


第二次大戦前、電力を国家が管理されるようになったのは、軍部が戦争のために接収したように思い込んでしまいますが、実はそうではなかったという意外な話が語られます。電力業界は寡占化した大企業の過当競争の混乱によって国民の反感を買い、世論が国有化を後押ししたというのです。


そして1939年、国家総動員法の成立と前後して電力国家管理法が国会で決定して電力は国有化されました。しかしこの国家管理はうまくいかずに国家のさらなる統制、制限を生んだだけに終わり第二次大戦の敗北へと流れていきました。


松永氏や木川田氏はこの電力の自由過当競争そして国家管理の両極の欠点を知り尽くした結果、電力の国家管理を防ぎながら安定した企業経営を目指したというのです。


ここで、以前の宮城県のシンポジウムに戻りますが、この佐高さんが木川田について言われたことは、「ドキュメント東京電力企画室」に書かれていた木川田氏の原発導入決定の話とは完全には一致していません。
佐高さんは医師の出の木川田一隆東京電力社長は「『原子力はだめだ、絶対にいかん』と。『原爆の悲惨な洗礼を受けている日本人が,あんな悪魔のような代物を受け入れてはならない』と言ってずっと反対していたんです。それを部下が一生懸命説得して,最後は『しようがないか』ということになる」として原子力発電を導入した当時の木川田社長を礼賛しています。しかし実際はどうだったのか。
さらに加えていうとTCIAは佐高さんの野次馬的造語ではなく田原総一朗さん、恩田勝亘さん、鎌田慧さん、志村嘉一郎さんらも取材して原発立地でのその存在が明らかになっている東電の情報力「機関」のことです。


D東電企画室の該当する場面を引用します。


皮肉といおうか、日本の原子力推進、反対の相反する運動がいずれも1954年3月2日を基点としてスタートしているのである。

そのころ副社長だった木川田は就任したばかりの気鋭の企画課長成田浩(現・電力中央研究所理事長代理)に「わが社も原子力発電の開発に着手すべきだ」とせめたてられていた。
 成田はアメリカから取り寄せた数多くの資料を木川田に示して、「早晩、必ず原子力時代がくる。そのために一刻も早く開発体制を確立するべきだ」と執拗に木川田を口説いた。
 成田は、夕闇が濃くなる副社長室で、電燈をつけないまま、何時間も木川田と討議したことを覚えている。木川田は、電気がもったいない、といって、普段でも、よほど暗くならないと部屋の電燈をつけなかったのだ。
 「原子力はダメだ。絶対にいかん。原爆の悲惨な洗礼を受けている日本人が、あんな悪魔のような代物を受け入れてはならない。」
 成田が、言葉を尽くして説得しても、木川田の態度は変わらなかった。
 暗がりの中で、木川田がまるで自分自身に言って聞かせるように、「原子力はいかん」と、何度もつぶやいているのを聞いて、成田は、あきらめざるを得ないと思った。
 ところが、「原子力は悪魔のような代物」だといっていた木川田が、ある日、突然、成田を読んで、「原子力発電の開発のための体制づくりをするように」と命じた。豹変である。
 何が、一体、木川田の姿勢を変えさせたのか。だが、そのことは、成田にとって、現在でも"謎"のままである。

 東京電力の社長室に原子力発電課が新設されたのは1955年11月1日。
なぜ、木川田が「悪魔」とてを結ぼうと豹変したのか、その本意は、木川田を口説いた当人の成田でさえ「わからない」のだから捉えようがないが、その翌年1956年に入るや正力松太郎原子力委員長が陣頭に立って、第一号大型発電用原子炉導入の動きが、俄然活発になるのである。
 この第一号大型原子炉こそが、イギリスのコールダホール型炉で、その導入をめぐって「国家対電力会社の遺恨試合、泥仕合」がくりひろげられるわけだ。
 あるいは木川田は、正力委員長などの動きをいちはやく察知して、"戦争"に参加する資格、権利を得ておこうと判断したのではなかろうか。


木川田さんが電力の国家支配に対しての対応策としてジェネラルエレクトリック社の加圧水型原発を取り入れた。というのが田原総一朗さんの説です。

(佐高さんはまたこの本を読み返してみたのか、『原発文化人50人斬り』ではそのことを書いています。)


佐高さんの木川田氏礼賛でよく見られるのは、

「木川田氏は危険な原発を推進するのに安全対策を重視し、反対派からも謙虚に耳を傾けるように部下に指示した。いま木川田氏が存在するなら、小出裕幸や広瀬隆から意見を聞いたであろう。」

「市川房枝の求めに応じ、政界への政治献金の停止を断行した。」

「危険な原発だから自分の出身地を犠牲にした。」


しかし、これだけの事故が起こり、原発の福島集中立地を決定したという木川田氏を誉めそやすのはいかがなものでしょうか。結果論になりますが、ジェネラルエレクトリック社の技術を使ったことで、福島原発の特に一号炉ではスクラム停止は出来たものの、日本の100ボルト電源車との接続が失敗し、全電源喪失に伴なう冷却化出来ずに、メルトスルーという大過酷事故を起してしまったと言うこともいえるでしょう。
そして小出氏や広瀬氏は福島第一の震災事故以前から全原発即時停止を求めているのだから、はたして木川田氏が生きていたとしてもその求めに応じるかは疑問です。


その他にも話はあるのですが、とりあえずはツイッター上での議論 POSSE MAGAZINE誌アカウントによるまとめをご覧になるといいと思います。

http://togetter.com/li/144540

評論家・佐高信「東電の昔の社長は偉かった。原発に反対だったから、あえて故郷の福島に設置した」…それって美談なの?


注目記事  川人博弁護士が佐高信さんを筆刀両断!?

        佐高信さん、年金を語る

        日垣隆vs佐高信

        田英夫氏の逝去と佐高信氏

        週刊金曜日は週刊木村剛だったか?

        田原総一朗は生きながらの紙クソ(東スポマン激)

         田原総一朗さん、「佐高信は僕で商売するかわいい奴だ」

        死者に鞭打たず 追悼宮澤喜一

        武井正直氏と佐高信さん

        佐高信さんは情のある方です。鈴木邦男さん
        佐高信さんは主人持ちの評論家か?
        本島元長崎市長(広島よおごるなかれ)と佐高信さんが対談
        再び佐高信さんをJR東日本取締役に推挙


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竹中労 没後20年・反骨のルポライター

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佐高信さんが影響を受けたという竹中労さんについての新刊が七月に出ます。河出書房新社から


佐高さんはおなじみの鈴木邦男さんと対談です。原発おじさんの浅草キッド・水道橋博士氏も寄稿されていますね。


竹中労---没後20年・反骨のルポライター (KAWADE道の手帖)/著者不明
¥1,680
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http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309740409


竹中労
没後20年・反骨のルポライター
定価1,680円(本体1,600円)
ISBN 978-4-309-74040-9


没後20年を迎えた、アナキスト・竹中労の総特集。

【対談】佐高信×鈴木邦男

【インタビュー】石川浩司(元・たま)、水道橋博士

【寄稿】小沢信男、木村元彦、坪内祐三、森達也他

第30回 最後の宵々山コンサート うた一揆 七転八倒

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よくわかんないんですけど、佐高信さんが京都の祇園祭、宵々山コンサートで高石ともやさんに連れ添ってゲストで出るみたいです。


7/5(火) 19時-21時(18:30開場)
 黒谷・永運院 「アイリッシュと密談の夜」


永六輔 佐高信 ジェイグレッグ ジェイク・コステロ 高石ともや


前売: 3,500円
当日: 4,000円


http://www.yoiyoiyama.jp/


アイリッシュといえば確か因縁の仲になってしまったCWニコルさんもアイリッシュ?でしたかね。

週刊新潮記事「東電福島第二原発など後援の『桜文大賞』に参加」に反論:佐高信さん

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「原発文化人50人斬り」等の著作で原発文化人を斬り捨てている佐高信さんが東電福島第二原発などが後援した福島県富岡町の観光協会が主催した「桜文大賞」の特別審査員だったことの指摘が週刊新潮7月14日号で記事になりました。


一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ-週刊新潮の佐高信さん


それに対して佐高信さんは反論を今週発売週刊サンデー毎日7月31日号のコラム「政経外科」で行なわれました。

この指摘はもしかすると当ブログがが先鞭つけちゃったんではないかとも思える のでご報告しておきます。


週刊新潮の記事はどちらかといえば「原発文化人50人斬り」を評価、もしくは宣伝する意味もあるのではと思えるようなものでしたが。最後の部分で少し「桜文大賞」に触れています。


まだ販売されている期間なので引用は控えますが、その反論の骨子は


「『桜文大賞』選考委員は10年前ぐらいに小室等、杉浦日向子、吉永みち子と一緒に勤めたもの、途中に予算不足で小室等以外は4年目に外された。」


「東電がもし本格的に支援してきたら私や小室等が外されるだろうということで揉めただろう。」


「富岡町の担当者によると私たちが外れたあとに『原発立地支援事業』に指定された。」


「途中で『東電賞』を設けようという動きがあったが小室が『そんなことになったら私も佐高も辞めますよ。』といって沙汰止みになった。」


「ボランティア的な仕事で富岡町の人たちの手料理で接待された。」


「週刊新潮はそんなことも調べずに書いているのだろう。」



桜文大賞


一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ-桜文













佐高ファンブログであえてこの問題を触れましたのは、佐高さんの「原発文化人」指摘が細かい点では少し疑問の部分もあったことが一つの動機にありました。
それは「創」5,6月号や週刊金曜日でFM仙台(datfm)の東北電スポンサーの番組を持っていたのみの森山良子さんを「許せない原発おばさん」と決め付けて、質問状を送りつけたり、尾瀬の自然保護に関する東電タイアップ広告企画に出た、C.W.ニコルさんを同じように原発おじさんと批判 したりしたことです。
神は細部に宿りたもうといいますが、批判するのならはっきりとした理由を論告する必要があると思いました。
なぜ、これらの人々が原発文化人の代表でなくてはならないのか?と思いました。
それで、それならば東電が後援者の一つにあるイベントに出た佐高さんはどうなるのかと思ったわけです。


「原発文化人50人斬り」 を購入した方には周知のことですが佐高信さんはこの
2人を読者には何の説明もなく「文化人リスト」から削除しています。
月刊「創」で「許すことができない」とした2人を簡単に許してしまったのでしょうか。なお、ニコルさんと佐高さんは対談をおこなうことが「創」8月号で予告されています。


それはそうと週刊新潮を「調べが足りない」と言うならばそれは佐高信さん自身にもいえてくるのではないかとも思えます。もともと完売したと編集部が狂喜しているこの「原発文化人」を指摘する企画、それ自体はよいとは思いますが、Wikipediaをコピーしただけの「電力会社に協力したタレント、文化人」リスト、それからテキトーに見繕ったとしか思えない佐高さんの原発文化人の選択。こういうことの指摘は決して「反原発運動に水をかける」ものでなく、正当な批判であると思います。脚本家の笠原和夫さんが北野武さんに言った言葉ですが「斬り合いをするのなら隙をつくるな。」です。

話を元に戻して「桜文大賞」、佐高さんの反論を聞きますと確かに東京電力(福島第2原子力発電所)の影響力は限定的なものであったと考えられます。


ただ佐高さんはこのイベントが「原発立地地域助成金」の対象内であったことには言及しているものの、富岡町が楢葉町とともに福島第2原発のまさに立地市町村であることははっきりといいません。ただ、「避難地域」であるといいますが。富岡町はほとんど原発の恩恵を受けていないのに甚大な被害を受けている飯館村や南相馬市とは違うのです。それをもう一回指摘しておきましょう。


そしてこの桜文大賞の選考委員の方々の名誉のためにチェックです。このほど50周年コンサートをおこなわれた小室等さん、佐高さんもおっしゃるようにベラルーシを訪れている、このかたは筋金入りの反原発な人でしょう。吉永さんもNHKの討論会で反原発の論陣を強力に張っています。


最後に杉浦さん。

http://www.fukui-kan-ene.net/ee_5th.html

福井県環境・エネルギー懇話会 5年間の主な事業

平成12年2月 千葉県 東浜リサイクルセンター視察
環境・エネルギートーク 江戸風俗研究家 杉浦日向子氏


よしましょうか、過去のことをあげつらうのは。


原発文化人50人斬り/佐高 信
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週刊金曜日 2011年 臨時増刊 4/26号 原発震災 [雑誌]/著者不明
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第5回中島賞授賞式

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労働相談センター日記さんからの転載です。


http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/83c105552111daa4ef200f201ed39fb4


過労死をなくそう!龍基金
第5回中島富雄賞は「日本海庄や」過労死遺族の吹上了さん・隆子さん8/7授賞式にご参加ください!



8月7日(日)午後1時~午後3時(開場:午後12時半)
かつしかシンフォニーヒルズ別館5階「レインボー」
(東京都葛飾区立石6-33-1)


京成「青砥」駅から徒歩5分/地図参照


記念講演


中島賞選考委員/評論家 佐高信さん
「原発文化人の罪を裁く」
参加費 無料



うーん 、この機会では原発ジプシーなど原発労働者のことを話してほしい気がする。


原発文化人 佐高信氏自身は?

http://ameblo.jp/sataka/entry-10863297335.html


佐高信氏対C.W.ニコル氏

http://ameblo.jp/sataka/entry-10868647328.html


週刊金曜日「電力会社が利用した文化人」考

http://ameblo.jp/sataka/entry-10878977711.html


「脱原発の市民科学者・高木仁三郎をとことん語る」 佐高信さん×鮎川ゆりかさんトークイベント

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tbいただいた東京堂書店さんからの情報です

http://tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=1190


「脱原発の市民科学者・高木仁三郎をとことん語る」 佐高信さん×鮎川ゆりかさんトークイベント


毎日新聞社・七つ森書館共催
『原発文化人 50人斬り』(毎日新聞社)刊行記念
佐高信さん×鮎川ゆりかさんトークイベント開催!


開催日時 8月2日(火)18:00~19:30(開場17:45)
開催場所 神田神保町店6階
参加方法 参加費500円(要予約)
電話または、メール(
tokyodosyoten@nifty.com )にて、件名「佐高さん鮎川さんイベント希望」・お名前・電話番号・参加人数、をお知らせ下さい。イベント当日と前日は、お電話にてお問合せください。

電話 03-3291-5181


関連記事


原発文化人 佐高信氏自身は?

http://ameblo.jp/sataka/entry-10863297335.html


佐高信氏対C.W.ニコル氏

http://ameblo.jp/sataka/entry-10868647328.html


週刊金曜日「電力会社が利用した文化人」考

http://ameblo.jp/sataka/entry-10878977711.html

電力と国家 10月14日発売


「首相になってほしい著名人」調査対象は有識者?それとも?

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久しぶりの投稿となってしまいました。野田政権発足で佐高さん、恒例となりました松下未熟もとい松下政経塾ひはんで出身者の現首相への批判を強めています。首相が財務省の言いなりなのではないかという疑惑もきになるところ。

さて、ちょっと気になった「政経外科」がらみで書いてみたいと思います。それではサンデー毎日2011年10月23日号「政経外科」から引用です。


一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ-政経外科












総理になってほしい著名人に原発賛成派ゾロゾロという世論


九月二十七日付の「夕刊フジ」に「総理になってほしいと思う著名人ベスト10」なる調査が載っていて、その面々に愕然とした。しばし震えがとまらないほどのショックな顔ぶれである。1位が北野武で2位が東国原英夫、3位に池上彰がきて、以下イチロー、橋下徹、石原慎太郎とつづく。7位以下は大田光(爆笑問題)、木村拓哉(SMAP)、所ジョージ、孫正義である。
とくに北野武、東国原英夫、橋下徹、石原慎太郎がひどい。これらのタカ派というかバカ派が首相になったら、私は日本人をやめたいと思うほどだ。
 これは八月末に20代から40代のオリコン・モニターリサーチ会員の男女有識者各150人、計900人にインターネット調査したものだという。「有識者」である。「無識者」ではない。
 しかし単なる人気者を挙げただけでよく考えて調査に応じているとは思えない。そもそもよほど思考力をなくさなければこのような結果にはならない。(太字は引用者)



以下、その後は話題転じてこのほど発売された新刊の「ベストセラー炎上」の内容紹介となっています。本の内容にしたがって塩野七生さんをひとくさり批判したあとにたけしさんが戦前の天皇制に大政奉還したらどうかといったことにあきれ果てているということで終っています。
そのような調査があったとは知らなかったので念のためにオリコンサイトで検索してみたところ、どうやらこちらの調査の転載だったようです。

http://career.oricon.co.jp/news/2001412/


たしかに佐高さんがいっているとおりのメンバーが首相にしたい著名人として挙げられていました。しかしながらオリコンが九百人もの有識者を集めてネットだとはいえ調査をするのは大変に手間と経費のかかることをしたものだな、と思いつつ最後まで読んだところでこのような記述が。



一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ-オリコン


おやおや佐高さん、もしかすると有識者(ゆうしきしゃ)と有職者(ゆうしょくしゃ)を見間違えてしまったのですかね。

手元に佐高さんが引用した夕刊フジがない以上、夕刊フジがオリコン配信記事を間違えて報道した可能性もあります。そこのところは確定はできませんねぇ。
とはいうものの、この手の調査は別に珍しいものではなく、企業の宣伝活動での話題づくりやシンクタンクの調査発表でもよくあることではないでしょうか。
オリコンはもともとオリジナルコンフィデンスという調査会社で主に芸能関係のランキング情報を発信しているオリコンエンターテイメントです。
創業者で初代社長の小池總行氏が一代で発展させて、今日まで至っており、一度、佐高さんの連載していた「噂の眞相」誌でもその手法が批判的に報道されたこともありました。
佐高さんはそのような調査会社のあくまでもエンターテイメント的な面白調査とはわからずにこの首相ランキングをネタにしたのですかね。先ほども述べましたがオリコンが各世代に等しい数で九百人もの「有識者」を集めることなど果たしてペイする話なのか?
ちょっと疑問を持ってほしかったですね。なにしろ佐高さんのモットーは「逃げる、疑う、うそをつく」である筈なんですが。
まぁこういう一般人を調査集団にする調査ではやはり知名度の高い人が「首相にふさわしい」ということになるのはある程度予想はできますね。調査された人だって本気で首相を選ぶというよりもあくまでもイメージを重んじたのだと思います。木村拓哉、大田光などは実際にテレビで「総理」をやっていましたから。
私もこの調査がもし、文芸春秋や世界といった有名な論壇誌の一般向けアンケートでこのような結果だったのなら、愕然とするかもしれませんがまぁオリコンですからねえ。
http://news.livedoor.com/article/detail/5839035/




注目記事  川人博弁護士が佐高信さんを筆刀両断!?

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2011 六輔年忘れ

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今年末の佐高信さんの紀伊国屋書店、紀伊国屋ホールでの恒例のイベントです。毎年これを見ないと年が明けないという人もいるらしくチケットはお早めに。


【第一夜】 千載一遇 新宿寄席

■日時 2011年12月27日(火) 18:00開演(17:30開場)

■出演
〈芸三様〉 山谷初男 松元ヒロ 小沢昭一
〈論二説〉 小室等 佐高信
〈紅一点〉 オオタスセリ
〈漫  才〉 入歯亭六輔・泰久


http://www.kinokuniya.co.jp/label/20111031110000.html


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原子力産業新聞:落合恵子さんと有沢広巳さんの1974年新春放談

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久しぶりのブログアップです。先月11月末の発売であった週刊新潮11月24日号、そこで週刊金曜日の編集委員を佐高さんらともに勤めておられる、落合恵子さん(元文化放送アナウンサーで現在は作家、絵本を出版しているクレヨンハウス代表としても大変有名な方で、テレビのコメンテイターも時々務めていらっしゃいますね。)そんな落合さんをあろうことか週刊新潮が攻撃してきました。

【ワイド】癒えない傷 消せない過去、と銘打った特集の六番目に、原発文化人を叩いても週刊金曜日「落合恵子」の消せない過去と題しましてページ半分にも満たない記事です。
佐高さんが中心となって週刊金曜日では原発の安全宣伝に協力した文化人やタレントを批判してきました。その文化人、タレント批判を再録した原発震災と銘打った週刊金曜日の特集号は完売、売り切れするなど大きな反響を呼びましたね。しかしそんな佐高さんでしたが、同じく週刊新潮に東京電力福島第二原子力発電所が協賛した富岡町の桜文大賞の審査員を務めていたことが報道されて、佐高さんもあわてて反論したこともありました。
さて、その週刊金曜日の同じく編集委員の落合恵子さんでしたが、もう三十五年以上前の1974年1月の原子力産業新聞という原子力業界紙に当時の原産会議(今の原産協会)の会長であった有沢広巳さんと対談していたというものでした。
まぁしかし記事を見てもいったいどのような対談であったのかぜんぜんわからないのですね。宮崎学さんも月刊Willで批判されていましたが、このごろの週刊誌の記者はネットでネタを集めていい加減な記事を書く人がとても多くなっているということです。
原産会議というのはwikipediaによると原子力平和利用の推進により国民経済と福祉社会の健全な発展に寄与することを目的に1956年に設立された社団法人でまぁ、原子力進の旗振り役を担った団体の一つなんでしょう。そういえば寺島実郎原発おじさんも大会で基調講演をしていらしたこともあったといいます。
その会長代行には佐高さんの好きな橋本愛之助さんの名前もあります。その橋本さんを1974年に引き継いだのが有沢広巳さん。でも新潮の記事では対談内容がまったくわからないんですね。

このバカ新潮(@橋下徹次期大阪市長)はせめて大宅壮一氏の資料館で記事でも探せばいいのにと思いまして少し検索してみたら、なんとネット上で読めるではないですか!
本当に恥知らずだなと思いました。バカ新潮は。
そこで落合さんへの疑問を晴らすために一気に大サービスで対談を書き出してみました。


記事そのものの画像がこちらです。いや落合さんまだ文化放送のアナウンサーだったときで本当に初々しいですね。


一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ-原子力産業新聞 落合有沢対談


原子力産業新聞 第706号 昭和49年1月5日

新春放談

文化放送アナウンサー 落合恵子さん
原子力産業会議会長  有沢広巳氏


落合 明けましておめでとうございます。

有沢 おめでとうございます。

落合 石油問題に始まって、今の日本は難問が山積している状況のようですが、先生がお考えになられている1974年という年は、明るい年だとお思いになりますか。 
有沢 いや、そんな明るい感じはもてませんね。どえらい年じゃないでしようか。石油から起こってくる日本経済の混乱という状態が考えられそうですが、経済が混乱すると国民の生活も滅茶苦茶になりますね。私はそういうふうになりはしないかと非常に心配しているんですよ。

落合 私はその辺まったくの素人ですが、石油不足、エネルギー不足がこうなってくると、何か石油にかわるものを考えなくては、という感じが非常にあるんです。次に出てくるエネルギーは何なんでしょうか。

有沢 いろいろな新しいエネルギー源が考えられます。大陽熱の利用とか地熱発電だとか。こういう新しいエネルギー源はこれから開発しなければなりませんが、しかしこれを実際に実用化するには、まだ10年か、15年かかるでしょう。そう考えますと、いま盛んに開発が進んでいる原子力ですね。これは日本でも相当に技術が進んでいますし、現にもう200万KW位の発躍が原子力によって行なわれていますから、原子力をもっと開発する、ということが目前に迫っている問題としては、一番早い道じゃないかと、私は思っているんですよ。

落合 原子力という言葉を聞きますと、私なんかどうも放射能であるとか、イャーなことを思い浮かべてしまいますね。(笑)

有沢 そう、確かに原子力にはいやな面がある。広島のイメージを拭い去ることができないですからね。だけども、そういうものであると同時に、あの爆発というのは非常に大きなエネルギーなんですね。それを人間がコントロールして、熱だとか電気だとかに変えて人間の生活に利用しようとするのが、つまり原子力の平和利用ということなのです。

落合 科学とか、産業の発達について一方では非常に歓迎していて、また一方ではあまりにもすべてが機械化されてしまう、ということで危惧している面があるわけですね。

有沢 工業化とか、技術とかいうものは、たしかに有用性が一方にありますが、他方に危険、あるいは障害が起こる可能性がある。最近はテクノロジーアセスメントというようなことが言われていますね。技術というものについては、必ずメリットとデメリットの評価をしなきゃならん、ということです。原子力は最初から危険性がわかっているわけですよ。ところが農薬なんかは、初めはわからんもんだからやたらに使って、メリットばかり考えてデメリットに対する防御がなかったわけです。

落合 日本自体すべてそういうところがあるんじゃないでしょうか。非常に便利だからパッと飛びついて、あとで考えると……。車もそうですね。公害にしても何にしても……。原子力に関してその部分の心配はないわけですか。

有沢 原子力ははじめから危ないということをみんな知っていた。メリットがあることもわかっていたが、それを得るため悪いものを排除しなければいかんという課題が初めから出てきているわけですよ。そればかり研究してきたわけですが、ようやく押さえつけることができるようになったので、メリットが使えることになったわけです。

落合 これはまったく個人的な質問なんですが、機械化が進めば進むほど、どこかで人間性が失なわれていくのではないかという恐れはありませんか。

有沢 それはありましょう。

落合 そのへんはどういうふうにお考えになっていますか。

有沢 自己流の考えですが、機械というようなものは、結局自然の法則を人間が利用しているわけですよ。本当は人間は自然の法則に逆らうことはできない。たとえば、飛行機は引力の法則がある巡り、上にあがったものは必ず落ちるわけてすね。飛行機が発明されない間は、空を飛ぶことも、そういう欲望ももちえなかったわけです。ところが飛行機が発明されてからは空を飛べるようになった。これはたしかに人間の欲塑が非常に広がってきたことですよ。つまりいままで人聞は自然法則に従順に従って、自然界の動物として生きていたわけですが、自然の法則に反したり、打ち破るようなことをやり始めた。そこで人間の道徳観も違ってきた。
落合 非常に便利になったし、いろいろなメリットは受けたが、はたして本当にそれが人間にとって幸せだったのでしょうか。

有沢 たとえば原始人が密林の中で生活していたあの生活も、ぼくは幸福だと思うんです。ただ、彼らのもっている欲望は小さいものなのですよ。しかしその欲望が十分満たされているとすれば、その人は満足しているんじゃないでしょうか。

落合 そうなんでしょうね。

有沢 ところが欲望を知って、それが満たされない、ということになると、かえって不幸だということになりますね。つまり機械の発明によって、人間の欲望もますます広がってきまずから、広がった欲望が今度は満たされないことになると、不満も覚えてくるわけです。私は道徳観も同じようなものだと思っています。

落合 私は前に「現代人論」という本を読んだ時、その中に人間のひ弱さというのは産業革命から始まったんだ、というところがありまして、ああ、わかるなという気がしました。

有沢 (笑)そう言ってもいいでしょう。

落合 特に男性がひ弱になったわけは、自分の手をみずから汚して作ることをしなくなり、ボタンを押せば、すべてが作られるようになったからだ、幸いなことに女生は子供を生むという、まだ生産手段が残されている(笑)というのを読んで、これはおもしろい解釈だなと思ったんです。男性が機械化された故に精神的不能におちいった、というようなことは感じませんか。

有沢 産業革命以隆、技術の進歩と欲望の拡大によって、精神的な不幸も生れたといえます。一方、不幸と同時に可能性というものも生れたわけですが、その可能性が失敗することによる不満とか、失望とかというような精禅的な動揺は今日まで繰り返されているんじゃないですか。

落合 私は深夜放送をやっていて、若い人達との接触が多いんですが、よく最近の若者は云々ということを言われますね。最近の若者の無関心、無気力、無責任といった三無主義はどこから出てきたんでしょうか。彼ら言わせればすべて社会が悪いんだ、世の中がこうしたんだというふうに逃げちゃうんですが。

有沢 世の中が悪いなら悪いと言ってもいいんですよ。それじゃ世の中をよくしなくちゃいかん。それが自分のつとめだ、とそこまで考えないところがいけないんですよ。悪い世の中であれば、悪い世の中を変える気概がなくちゃ。

落合 戦前のいわゆる地下組織に自分も何らかの形でやらなければと感じた若者と、いま学生運動をしている若者達との間にギャップはありますか。

有沢 目的と言うか理論と言うか、それがいまの若い人にははっきりしていない。エネルギーを使うならば、もっと目的に沿った、理論に沿った使い方をすべきだと思いますね。エネルギーだけだったら昔よりあるいは激しく発散しているかもしれませんが、どうも精神的に貫いているものがなく、意志的なものが感じられない。

戦前は弾圧で拘置所へ


落合 先生のお宣いころ、ご自分の心に秘めた大志というのは、どんなことですか。

有沢 いや一(笑)。どうも。私はあんまり大志というものはなかったんですけれども、新聞記者になりたかった。新聞記者というものは、自分の思うことを書いて読者に知らすことができる。主張を伝えることができる。そう意味から偉大なる新聞記者になろうと思ったんです。だから学部の社会学科に入ろうと思ったんだけど、高箸学校で、この学科へ入るための必須科目を一科目とり忘れたから入れず(笑)、やむなく経済学部に入ったわけなんです。経済が志望じゃなかった。

落合 戦前、弾圧をお受けになったとかいうお話しですが。

有沢 東大の経済学部に入って助教授をしているとき、私の同僚に大森義太郎君とか向坂逸郎君がいたんです。これは私の親友でしたが、労農派というのを作って当時の無産運動の一翼を担っていたんです。フランスで戦争の危機とフアッショ化に抵抗するため、人民戦線という運動が起こったので労農派の連中もこの運動を日本でやろうという主張をした。このためつかまったんですが、その背後にぼくたちがいるというので、ぼくも一緒につかまったんです。
つかまったのが昭和13年の2月で、それから19年の11月まで裁判をしました。第一審は有罪でしたが、控訴審でついに無罪を獲得したんです。一年近く巣鴨の拘置所に拘置されていました。スリやドロポーもいましてね。友達になった。警察暑の留置場から巣鴨へ送られる時には、こよりで作ったワラジをもらいました。早く出られるというまじないなんだな。それから外に出てきても裁判中は視察人ということで、しょっちゅう警察の人がくるわけですよ。大学はそのころ休職でした。

落合 先生の新年の一年の計というのを最後にうかがいたいのですが。

有沢 二束のワラジをはくようで誠に申し訳けないが、一つは新しい体制になった原産の会長になったので、この原産の使命、課題を果たす、ということです。もう一つは個人的なことですが、原産の会長になる前から自分の好みに従った書物をつくろうと思って、少し原稿を書き始めていたんです。原産の会長になりましたから全部の時間を投入することはできないけれども、せめて夜9時以降は自分の時間にいただいて、今年中には一応まとめたいと思っています。これが今年の私の課題ですが落合さんの方は。

落合 私もまた本のほうをやりたいと思っていますので、新しい本を出していきたいと思っています。

有沢 ほう、木をお出しになりますか。

落合 はじめは詩やエッセイの方でしたが、六冊目から小説を書いていますので、少しづっそっちのほうをやっていきたいと考えています。

有沢 それは是非がんばって欲しいですね。

落合 有難うございます。


決定版 タレント文化人200人斬り発売決定

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12月21日に毎日新聞社から佐高信さんの最新刊「決定版 タレント文化人200人斬り」が発売されます。今年出版された「原発文化人50人斬り」は六刷を超えた人気振りらしいですが、その返す刀で勢いを利用して今回の発売となったものかと思います。


決定版 タレント文化人200人斬り/佐高 信
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日本の社長はなぜ責任をとらないか 佐高信の政経外科 14

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今年最初の投稿が二月になってしまいました。どうもすみません。

佐高信さんの新刊本ラッシュが毎日新聞社では続いていますが、その真打たる政経外科シリーズの第十四巻目、「日本の社長はなぜ責任をとらないか 佐高信の政経外科 14」がこの二月十八日に発売の運びとなりました

先行した、「原発文化人50人斬り」「タレント文化人200人斬り」がそれぞれ6刷、3刷の増刷の勢いをまた受け継ぎたいところでしょう。毎日新聞出版局としては。

さて、おととし、佐高さんが社長を勤められていた㈱金曜日を任期一年残して退職されたことは記憶に新しいところです。この会社の主力販売商品の売り上げ不振と赤字の責任、そして発行人としての地位を省みることなくおこなわれた、寄稿者への罵倒、悪口、それらの責任を敢然と負われて株式会社金曜日の社長を退任された佐高信さん、今回の政経外科のタイトルが「日本の社長はなぜ責任をとらないか」と相成りました。

まことに言行一致のすばらしい行動であると思います。


佐高さんの熱狂的なファンの方々はさっそく、予約することをお勧めします。


週刊金曜日、三年間の累積赤字は1億5千万
http://ameblo.jp/sataka/entry-10574464501.html


佐高信㈱金曜日社長、取締役退任
http://ameblo.jp/sataka/entry-10662867238.html


㈱金曜日新社長に北村肇氏、週刊金曜日新編集長に平井康嗣氏
http://ameblo.jp/sataka/entry-10667431192.html


佐高信㈱金曜日前社長、退任の辞
http://ameblo.jp/sataka/entry-10671420236.html



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特集 鎌田實 いのちの対話 ラジオゲスト出演:2月11日(土・祝)午前9時5分~11時50分

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佐高信さんが久しぶりにラジオ生放送に出演されるという情報です。
以下NHKサイトから転載します。


NHKラジオ第一はネットで聞くこともできます。

http://www3.nhk.or.jp/netradio/  


特集 鎌田實 いのちの対話


2月11日(土・祝) 午前9時5分~11時50分


【日本を考える】~奈良県橿原市
2月11日(土・祝)建国記念の日 午前9:05~11:50  ラジオ第1放送
鎌田實さんと「いのち」をテーマに対話するシリーズの第32回。奈良県橿原市からの公開生放送です。
今回のテーマは、「日本を考える」。確固としたアイデンティティーを持たず、日本の伝統文化をあまり知らない、「日本人の日本知らず」が増えつつある今、日本人が誇りを取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか?建国記念の日、日本の国の礎を作った大和の地で、震災以降問われている日本人の生き方を、文化面を中心に大いに語り合います。


http://www.nhk.or.jp/radiosp/inochi.html


個人的には山形県の日教組教師として「建国記念の日」反対闘争活動をしていた佐高さんがこういう趣旨の番組に出ることに非常に違和感があるのですが。


出演者


佐高 信さん
(評論家)
1945年、山形生まれ。地元の高校教師を経て、経済評論家となる。池波正太郎や藤沢周平など、歴史小説の熱心なファンとしても知られる。


姜尚中さん
(政治学者)

1950年、熊本生まれ。在日韓国・朝鮮人2世。東京大学大学院情報学環教授。現代韓国研究センター長。2009年から2年間、NHK教育テレビ「日曜美術館」の司会を務めた。


吉岡幸雄さん
(染織史家)

1945年、京都生まれ。江戸時代から続く染屋の4代目。東大寺・薬師寺などの行事に用いられる、作り花、衣装などを制作する一方、伝統的な植物染めによる日本の色を国内外に向けて紹介している。


鎌田 實さん
(諏訪中央病院名誉院長)

1948年、東京生まれ。36年間、医師として地域医療に携わり、そのかたわら、チェルノブイリ救援活動、イラクへの医療支援にも取り組む。2009年ベストセラー「がんばらない」をはじめ著書多数。


村上信夫アナウンサー

1953年、京都生まれ。1977年にNHK入局。これまで「おはよう日本」「ニュース7」「育児カレンダー」などを担当した。現在は「ラジオビタミン」(ラジオ第1・午前8時30分~)を担当。


(参考:2005年2月11日の佐高さん)

2月11日「建国記念の日を考える集い」が、大分市内で300名の労働者・市民が結集するなか、評論家の佐高信さんを招き開催されました。
佐高さんは、「憲法改悪」が現実味を増す今日、小泉総理に象徴されるように歴史的史観が欠落した者たちが国を治め、ただひたすらにアメリカに追随する政治と、それに対して声を上げなくなった国民性の危機的状況を、沖縄や神奈川での米軍による事故など過去の惨劇(アメリカ軍事故等)を引き合いにしながらわかりやすく説きました。

www.geocities.jp/hannya1954/rentai106.pdf


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第七期 佐高信政治塾開講決定 4月24日から 

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もう毎年恒例の感になりましたが、社民党宮城県連合が主催する「佐高信政治塾」、震災で多くの被害を出した宮城県ですが社民党宮城県連合の人たちは頑張って今年も開講されます。沖田捷夫(おきたかつお)さんはじめ、政治塾世話人のかたがたには本当に頭が下がります。

一昨年以来兄弟塾としての山形の「佐高信山形塾」、岩手での「佐高信文化塾」も開講されています。元祖政治塾には今年も頑張っていただきましょう。


一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ-第七期佐高信政治塾



http://www.sdp.or.jp/miyagi/seizi_sataka12.html

因縁対談 田原総一朗が佐高信に猛反撃 サンデー毎日 12年2月26日号

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昨年も二回ほど対談されたと覚えているのですが、佐高信さんと仇敵ともいえる田原総一朗さんがサンデー毎日2月26日号の誌上で「因縁対談 田原総一朗が佐高信に猛反撃」と称した「激突対談」をされています。
http://mainichi.jp/enta/book/sunday/news/20120214org00m100009000c.html
佐高さんは今年も、もうすぐ出る毎年恒例の時評集「政経外科」シリーズの副題として二回田原さんを批判するものをつけています。田原さんは小泉純一郎氏をそれでも支持する、といった題の本を発表されて佐高さん側から言わせると「権力の走狗」というわけですね。
「田原総一朗よ、驕るなかれ」「田原総一朗への退場勧告」という副題です。
田原さんもそれに答える形で「佐高信は僕で商売している。だから僕は佐高を可愛い奴だと思っている。」と、とあるイベントで応じています。

昨年は大地震、原発事故の後と年末の二回にわたってサンデー毎日で激突されていましたが、ついに第三回戦とあいなり、これは単行本化することも発表されています。

どうぞ書店に直行されてチェックすることをお勧めいたします。



一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ-サン毎226


















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ワタミ社員の過労自殺を認定 入社2カ月の26歳女性

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表題のとおりです。ワタミがまた問題を起こしたみたいですね。


ワタミ社員の過労自殺を認定 入社2カ月の26歳女性

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022101001979.html#fb-root


居酒屋チェーンのワタミフードサービス(東京)社員だった森美菜さん=当時(26)=が入社2カ月後に自殺したのは「長時間労働による精神障害が原因」として、神奈川労働者災害補償保険審査官は21日までに、遺族の労災申請を不支給とした横須賀労働基準監督署の決定を取り消し、労災と認定した。遺族側の弁護士が同日発表した。

 決定書は「時間外労働は月約140時間以上で休日を十分取得できる状況ではなかった。業務の負荷が主因で適応障害を発病し、自殺を思いとどまる力が著しく阻害されていたと推定できる」とした。決定は14日付。


ワタミ創業者で前会長の、渡邊美樹さんと佐高信さんが高杉良さんの小説の関係もあってたいへん親しいということをご存知でしょうか。


高杉良、渡邊美樹対談(司会 佐高信)

http://www.kadokawa.co.jp/shinseinenshacho/pop.php/


佐高信さんは昨年のワタミの株主通信に高杉さん、渡邊会長の対談の司会をなさっています。その前からも渡邊美樹さんのことはことあるごとに賞賛していた佐高信さん。ちょっといい加減に目を覚ましてほしいですね。


関連


佐高信さん、ワタミの株主通信で高杉良さんと渡邉美樹会長の対談の司会

http://ameblo.jp/sataka/entry-10691563549.html


佐高信さんと渡邊美樹ワタミ会長

http://ameblo.jp/sataka/entry-10656926975.html


週刊金曜日でワタミ批判、ノロウィルス食中毒事故を隠蔽工作。
http://ameblo.jp/sataka/entry-10698543341.html



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2月24日第十三回社会民主党全国党大会で挨拶

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ちょっと前のニュースですが社会民主党第13回定期全国大会が先月2月の24日と25日に開かれました。照屋寛徳氏(常任幹事)のブログによると、来賓として私たちの佐高信さんも出席されたそうです。来賓として輿石民主党幹事長、亀井国民新党代表、連合の古賀会長、古今亭菊千代さんらも出席された中で、佐高さんは故竹中労氏の言葉を引き、「小さいから群れるのではない、群れるから小さくなる」と述べられたようです。またつづいて「小さい政党になったからこそ社民党は守勢ではなく、攻勢に出なければいけない、大向こうを張るのではなく、小向こうを張れ、竹中平蔵の証人喚問を提起せよ」と。党運営に関しても「(1)福島党首は衆議院に移れ(2)阿部議員を幹事長に登用するくらいの度量をもって当たれ」となかなか辛らつな福島党首を諫言する言葉を言われたようです。

佐高さんが筆刀両断日記を月間社会民主に連載している立場でなかなか執行部批判はしにくいと思うだけに珍しいことです。たしか、辻本清美元国交副大臣、元総理補佐官が社民党離脱のときに朝日新聞で福島党首批判に踏み込んでいるときはありましたが、こういう公式の場所で福島さんに諫言するのはあまりなかったと思います。

私も佐高さんがもっと与党時代の社民党批判もするべきであるといいました。そういうことを社民党宮城県連合のカツオ418さんこと沖田捷夫さんの「カツオの時々つづり」にコメントすると、すぐに削除されてしまったなどということも思い出されます。また2007年の参議院選挙比例区にジャーナリスト斉藤貴男さんが社会民主党から立候補を決心しましたが、山内徳信さんの沖縄からの立候補声明なども影響して断念したときも、佐高さんは社民党について何らかのことを言うべきであるとも思いましたが、そのときは佐高さんは何も言いませんでしたね。

今回はきびしく福島さんの党運営に辛口批評をしたことはよいことであったと思います

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好意的社会民主党批判/柴田 治夫

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社会民主 2012年 03月号

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