このような本が17年1月末に出版されるようです。版元のKKベストブックが発行している月刊ベルダという雑誌(店舗売りはほとんどないらしいです)で佐高信さんは「佐高信の斬人斬馬剣」という連載を一昨年ごろからされていますので、その関係や書き下ろしなども掲載されているのではないかと思われます。同時期に新・政経外科も河出書房新社から出るようですから、佐高本ラッシュでファンにはうれしい年度末ということになりそうですね。
e-honサイトから内容紹介を転載します。
石原の罪は大きく分けて三つある。 一つは卑劣な責任転嫁の罪である。これは都知事としての豊洲移転問題で明らかになったが、その他にもたくさんある。 二つ目は愚息かわいさの都政私物化の罪。長男の伸晃をはじめ、モヤシのような息子ばかりなのだが、彼らのために特に都政を私物化した。二人も国会議員にしているのだから、国政も私物化していると言える。 そして三つ目は時代錯誤の排外主義タカ派の罪である。ハト派の田中角栄が中国との国交を回復しようとした時、青嵐会などというアナクロ集団をつくって田中の邪魔をした筆頭が石原なのだから、いまになって『天才』(幻冬舎)などという本を書いて田中を礼賛するのは盗人猛々しいと言わなければならない。 この本は、無責任の権化の石原への弔辞である。石原を持ち上げた者たちへの弔辞でもある。 ◆1章 無責任の権化、石原慎太郎 ◆2章 橋下徹と組み、猪瀬直樹を後継指名した罪 ◆3章 石原慎太郎の人間性研究(辛淑玉/海渡雄一/佐高信/宮崎学)